Tuesday, January 24, 2006


 今日は一日ダンナとけんかばかりしていた。何を話してもなんだか噛み合なくて、こういう日はたまにあるのだけれど、昔の私だったらすぐに家を飛び出して、どこか遠くへ向かうバスに飛び乗っていただろうなあ。先週病院にいた時はあんなにやさしかったのに。。
 子供の頃、私が風邪をひくと、母は会社勤めの帰りになぜかいつもヨーグルトを買ってきてくれて、別に普段も時々ヨーグルトを食べているのに、風邪のときに母が買ってくるヨーグルトは特別な味がした。「宿題は終わったの?」などといつもうるさいおばあちゃんも、私の具合が悪い時はそっとしておいてくれて、風邪をひくのも悪くないな、なんて思ったものだ。
 そう、人は体を壊したり、心を壊したりした時に、自分を支えてくれている人たちの存在に気付くのかもしれない。逆に、普段憎たらしく思える人も、その人の弱い部分を見ると、急に愛おしく思えたりする。自分の調子がいい時はひとりでもやってゆけると思い込んでいる。でもどこかでつまずいたりした時に、手を差し伸べてくれる人、それが家族なんだと思う。
 そんなこと考えもしなかった十代の私。今になっておばあちゃんにもっとやさしくすればよかったなあ、とつくづく思う。
 そうだ、けんかのことは忘れて、今日は何かダンナの好きなごはんを作ろうかな。

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